PROJECT
PROJECT
うつくしま未来博 2001Beautiful Fukushima Future Expo 2001
- 施主
- うつくしま未来博協会
- Produce
- 有限会社メディアマーケット
- 撮影
- 中山寛治
CONCEPT
「Echo-la」
森に沈み込み、渓谷を渡る木霊のように自然と対峙し、自然を写し、自然にとけ込む光。そして何よりもその響きは人々によって創りだされる。ライティングデザインの設計協議として始めて参加したプロジェクトのコンセプト:echo-laに添えられた文章である。我々の提案は環境博覧会としてどう「都市と自然」が共存するかをその臨界点として会場を捉えてコンセプトを構築している。「Echo-la」の造語コンセプトは山間でヤマビコがこだまするような人と自然の対峙した関係を表現している。
「森の雫」
会場内に3000本のソーラーLEDユニットを設置。このユニットの特徴は太陽電池ユニットと蓄電池と点灯制御ユニットの大きさとそれぞれの許容能力のバランスを計り極力小型化されていることにある。調光による点灯点滅をコントロールすることで消費電力を抑え蓄電池を限界まで小型化。制御用集積回路を利用することで小型マイクや熱感知センサー、FM電波の受信装置などの併用が可能となった。マイクを内蔵した発光装置は「風」に反応し、日中の太陽を夜再び再生した光が風を追って発光する感動的な演出となった。
「時間をシェアーする」
テーマ環境保全を人抜きに考えると我々人間が立ち入ることを放棄することが最も好ましい方法といえる。我々が表現したかった光の姿は「人」と「自然」が対峙する臨界点で何を表現すべきかがとなった。会場内の各施設に設置された照明は緩やかな周期で調光の点滅を繰り返す。明るくなる時間は人の集い、暗くなる時間は自然の生態のための光。人と自然に必要な光の「明と暗」を演出変化の時間がシェアーされて共有されている姿を現している。これまでの博覧会は個々の施設が主張的に光を発散させその集積が会場の夜間景観を創り出していた。こうした過剰な光の演出とは一線を面し、木々の隙間から見え隠れする光や星の光も演出の一つとなるようにあらゆる光が博覧会のテーマを伝えるために計画された。
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